鈴木愛がメジャー挑戦で問われる「成長度」…ゴルフ2週連続優勝で「第1目標」クリア
【Vポイント×ENEOSゴルフ】最終日(鹿児島高牧CC=6456ヤード・パー72)
◇ ◇ ◇
悪天候のため、最終日は9ホールに短縮。通算10アンダーで並んだ鈴木愛(29)と小祝さくら(25)とのプレーオフは鈴木に軍配があがり、2週連続優勝でツアー通算20勝目を挙げた。
「20代で20勝目を達成したいって思いがあったので、こんなに早くまた優勝することができて本当にうれしく思います」
こう語った鈴木は通算30勝以上の永久シードを目指しているが、今季に限れば2つの目標がある。1つは5月に30歳を迎える前に20勝すること。もうひとつは今年の全米女子オープン出場だ。1つ目はこの日に達成。全米女子は3月末か開幕週の世界ランクが75位以内(17日現在71位)なら出場できる。今週、米女子ツアーが再開されても、今の調子を維持していれば2度目の出場は叶うだろう。
問題は、海外メジャーでどんなゴルフをするか。
鈴木が今年の全米女子に出たい理由は、初出場だった2015年と同じ開催コース(ペンシルべニア州ランカスターCC)だからだ。15年といえば実質プロ2年目。前年は日本女子プロ選手権でツアー初勝利を飾り、自身初のシード入りも果たした。15年の全米女子は32位も終わったが、16年からこの日まで19勝を積み上げ、17、19年は賞金女王にもなった。19年には日米女子ツアー共催のTOTOジャパンも制している。