日本ゴルフツアー機構の新体制に望む「早急に手をつけるべき4つの事案」
■大会の録画放送
ネット時代はスピードが命。結果が分かっている録画放送など誰も興味を示さない。
■競技短縮
国内ツアーは悪天候になると簡単に競技を短縮する。72ホールが54ホールに、ひどい時は36ホールで打ち切られる。今年の米ツアー「ジェネシス招待」では最終日、首位から6打差の松山英樹が62(パー71)で回り大逆転勝利を飾った。勝負は最後まで分からない。
■コース選択
米ツアーは選手の技術を引き出す舞台で行われる。それが迫力を生み、ギャラリーを感動させる。国内ツアーは安易なセッティングや資金を出してくれるコースを無節操に選ぶこともある。感動もスリルも生まれない。
■日程調整
今年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」と次戦の「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の間は約1カ月も空く。これではファンの興味も冷めるばかりだ。
少なくとも上記に挙げた課題ぐらいは、主催者やテレビ局などと話し合えば解決の道はあるはずだ。新体制も手をこまねいていたら「座して死を待つ」だけだ。