元MLB通訳が徹底解説 生活費や億単位の税金支払い…通訳は選手の口座にアクセスする機会は豊富にある

公開日: 更新日:

 遠征先で食事した際、選手が財布やクレジットカードを持ち合わせていない場合、通訳が支払って、持ち出しになることも少なくないという。

 メジャーリーガーは試合開催地の州で納税する仕組みになっている。今季のドジャースでいえば、本拠地ドジャースタジアムのあるカリフォルニア州以外に17州(ワシントンD.C.とカナダ・トロントを含む)で試合数に応じた納税の義務が生じる。

「1020(テントゥエンティー)といわれる確定申告は年に1度とはいえ、州ごとの納税はメジャーリーガーにとってはかなり面倒なものです。しかも、税率は州ごとに異なり、試合数から税額を計算して納める必要があり、手間がかかるからです。大谷選手が契約するCAAのような大手代理人事務所であれば、ファイナンスチーム(経理担当)が処理すると思われますが、個人で運営する小さな事務所であれば『おまえは通訳だろ。やってくれよ』と丸投げされることもあるでしょう。通訳の主な仕事は選手のコミュニケーションを手助けすることですが、球場外の生活サポートも役割のひとつであるため、球団や代理人からも重宝される存在です」(小島氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!