「中堅レベルなのに…」頭抱える12球団フロント陣 中日・小笠原まで今オフMLB挑戦に現実味
小笠原、おまえもか──。
中日の小笠原慎之介(26)が23日、ひたちなかで行われた巨人戦に先発。初回に坂本、四回に萩尾に適時打を浴びて2失点。7回92球で4安打に抑えたものの、味方の援護がなく、今季初黒星(1勝1敗)を喫した。試合後、「(調子の)良かった、悪かったではない。連敗ストップしたかった。先に点を取られた僕が悪い」と5連敗の責任を背負ったその左腕に、今オフのメジャー挑戦が浮上しているのだ。
日本時間21日、MLBネットワークの名物記者ジョン・モロシ氏が、「情報筋から得た情報として、MLBスカウトは左投手の小笠原が2024年のシーズン終了後にポスティングされる可能性があると評価している。26歳の小笠原は中日で(この日の試合前まで)20回3分の2を投げて防御率2.61と好調なスタートを切っている。彼は優れた制球力で知られている」と自身のSNSで伝えた。
東海大相模高から15年ドラフト1位で中日に入団。緩急を駆使して打者を打ち取るサウスポーは、9年目を迎える今季は4試合で1勝1敗、防御率2.28。昨季は160回3分の2で3年連続で規定投球回に到達したものの、昨年12月の契約更改後に将来的なメジャー挑戦を見据え、「あと少しで向こう(メジャー)の規定の162(イニング)だった。180、200と段階を踏んでやれるようにしたい」と悔しがり、メジャー志向を明かしていた。それでも「まさか今オフとは……」と、さる球界関係者がこう言った。