大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ
しかし、今季はここまで打者専念の大谷が、2日のダイヤモンドバックス戦を1試合休んだだけでDHを独占。このときDHに入ったのは主に4番を打つスミスで、他の選手はDHとしての出場がない。ドジャースは今季、大谷がDHを独り占めすることを想定して野手を手厚くし、DHではなく交互に休ませているのだが、このままシーズンを乗り切れる保証はどこにもないのだ。
捕手のスミスは攻守で欠かせない存在だし、オフにFAで獲得したテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)は昨季マリナーズでDHとして28試合に出場したように休みながら結果を出すタイプ。さらに守備の拙いテイラーが出ずっぱりで三塁を守るようなら、いくら打ってもザルで水をすくうようなことになりかねない。
かといって、打撃で圧倒的な数字を残す大谷をオーダーから外すわけにはいかない。ここまで52安打もメジャー単独トップ。持ち前のパワーに加えて、今季は技術も突出しているのだからなおさらだ。
ロバーツ監督は大きなジレンマを抱えているようだ。(つづく)
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大谷をラインアップから外さず、DHの枠を他の選手にも解放する方法はただひとつだけある。大谷を守備に就かせることだ。
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