大谷がケンカ吹っ掛けた球審は「退場記録保持者」…高圧的で悪名高いだけに心配な“報復ジャッジ”

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 ドジャース大谷翔平(29)が日本時間16日のジャイアンツ戦で4打数2安打。3戦連続マルチで打率.364とし、12本塁打と合わせて2部門でリーグトップをキープしたが、今季初の2度の見逃し三振を喫した。

 大谷は三回の第2打席、九回の第5打席とも自信を持って見送った球を「ストライク」とコールされ、ハンター・ウェンデルステッド球審(52)に右手を振りながら「低い」「外れている」とアピール。憮然とした表情でベンチに引き上げる際には球審から激しい口調で反論されるシーンもあった。

 試合後のロバーツ監督は2つの見逃し三振について「両打席とも、どちらに判定されてもおかしくはなかった」と球審の判定を擁護したが、大谷は厄介な相手にケンカを吹っ掛けてしまった。

■父親はワールドシリーズを5度裁く

 ハンター氏は、32年間に渡ってメジャーの審判を務め、ワールドシリーズを5度裁いたハリー氏(故人)を父に持つサラブレッド。ハリー氏は引退後、審判学校を運営し、多くのアンパイヤを輩出した。父親の気質を受け継いだのか、ハンター氏は審判の威厳を重視して選手、監督に対して高圧的な態度で接することで知られる。ツインズやタイガースを指揮し、抗議が多かったロン・ガーデンハイヤー元監督にレギュラーシーズン、ポストシーズン含めて計5度の退場処分を下した過去がある。同じ審判から5度も退場を宣告されたのは、メジャー最多記録だという。

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