【サッカー女子】2011年ドイツW杯優勝に続き五輪初頂点のチャンス
サッカー五輪代表は男子・女子ともにメダル候補としてパリに乗り込んでいく。男子代表は6月7、11日に米国中央部カンザスシティーでU23米国代表と2試合のテストマッチを行う。30日に遠征メンバーが発表されるが、五輪登録メンバーは18人。しかも年齢制限のない「オーバーエージ(OA)3枠」があり、実質「15人」の狭き門となる。今回の米国遠征は、代表入りを狙う面々にとってのサバイバルレースでもある。果たして不世出のストライカー・釜本邦茂を擁して銅メダルを獲得した1968年メキシコ大会を上回る成績を残せるか? 女子は過去最高位の2012年ロンドン大会の銀メダルを上回って頂点に立てるか?(今回は【女子編】)
池田太監督率いる女子代表・なでしこジャパンは、スペイン南東部ムルシアに遠征してニュージーランド代表と2試合(現地時間31日、6月3日)、テストマッチを行う。遠征メンバーに新顔はおらず、主軸のGK山下杏也加(28=神戸)、DFの熊谷紗希(33=ローマ)、清水梨紗(27=ウェストハム)、MF長谷川唯(27=マンチェスターシティー)、FW田中美南(30=神戸)らが順当に選出。4月の米国遠征未招集だった俊足FW千葉玲海菜(25=フランクフルト)、対人戦と空中戦に強いDF高橋はな(24=浦和)の代表復帰が発表された。