【サッカー女子】2011年ドイツW杯優勝に続き五輪初頂点のチャンス
■長谷川唯のチーム
五輪の優勝は世界ランク1位スペイン、3位フランス、4位米国、5位ドイツとの争いとなる。 7位のなでしこジャパンがメダルを獲得するためには「ボランチが主戦場のMF長谷川をトップ下でプレーさせて決定力をアップさせたい」と初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏がこう続ける。
「高い技術の持ち主である長谷川を攻撃の絶対的な差配役とし、非凡な攻撃センスを十二分に発揮してもらうことが田中美南、清家貴子(27=浦和)、植木理子(24=ウェストハム)、藤野あおば(20=東京V)らアタッカー陣のポテンシャルをより引き出すことにつながる。決定力もアップすれば金メダルも夢ではない。池田監督は、長谷川に『ゴールをどんどん狙っていけ』と指示してピッチに送り出してほしい」
パリ五輪前のテストマッチは、今回のスペイン遠征2試合に加えて7月13日に石川・金沢で行われるガーナとの壮行試合が最後。今回の代表22選手が18人(別にバックアップメンバー4人)に絞られる。
なでしこは11年のドイツW杯を制して世界女王となったが、五輪の最高位は12年ロンドン大会の銀メダル。世界ランク上位は難敵ぞろいだが、金メダル獲得の好機到来かーー。(【男子編】に続く)