巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

公開日: 更新日:

 巨人の4番がやっと打った。

 岡本和真(27)が昨11日の楽天戦の四回に三塁線を破る適時二塁打。6日のロッテ戦の六回に左前打を放った後、無安打地獄に陥っていた。楽天先発・内の内角直球を振り抜き、実に19打席ぶりの安打である。

 とはいえ、この1本だけ。6月は10試合でまだ本塁打が出ていない。三冠王も狙える好成績だった春先から急失速である。

「一番打ちたいのは本人」と気遣っている阿部監督が開幕前から恐れていた事態がこれだった。

 さる巨人OBがこう言う。

「今季は最初からこの打線では得点力が上がらないと予想ができた。4番の岡本が孤立することだけは避けなければならず、阿部監督は就任直後から『ポイントは岡本の後ろの5番』と言っていたのはそのためです。そこで坂本勇人(35)を配置したにも関わらず、その坂本が絶不調。前のオリックス戦から試合前まで11打数1安打。最近は1週間に1度は〝ベンチ休暇〟をもらっているのに、これでは体たらくと言われても仕方がない。岡本の当たりが止まっていたのも、5番の調子が上がらないから。相手バッテリーのマークが岡本に集中するし、自分が走者を返さないといけないと力む。まさにその状態でした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇