大谷が苦手克服、結果に表れた「劇的変化」…ナ・リーグ三冠王獲得なら1937年以来の快挙

公開日: 更新日:

 ドジャース大谷翔平(29)は現在、三冠王の射程圏にいる。

 不動の1番打者だったベッツの故障離脱は大谷にとってプラスに作用。次打者の大谷は何かと制約が多かったが、その枷が外れたことにより、18~23日の6試合で計24打数11安打の打率.458、4本塁打、11打点と大暴れしている。【前編】からつづく。

  ◇  ◇  ◇

 ベッツに代わって打順が2番から1番に繰り上がったこともメリットがある。

 大谷はベッツが離脱するまで1番は“苦手”だった。エンゼルス時代の6年間も含め、1番を打ったときは234打数62安打の打率.265。2番は1155打数330安打の同.286。3番は967打数262安打の同.271。打数が多い1~3番で、最も打率が低いのが1番だった。本塁打は1番が16.71打数に1本、2番が12.41打数に1本、3番が16.67打数に1本。一発を打つ確率も1番が最低だった。

 大谷は少年時代から早打ちだった。追い込まれる前に、投手がカウントを取りにくる球を積極的に打ちにいくスタンスだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇