巨人に新たな「天敵」出現…不発だった阿部監督の秘策とチーム分析体制の現状

公開日: 更新日:

 破竹の7連勝が止まった途端、貧打病が再発した。昨15日の阪神戦、巨人が2試合連続のゼロ封負けである。

 阪神先発のビーズリーに6回5安打無得点に抑えられると、その後の石井、桐敷、ゲラのリリーフ陣には無安打に封じられた。ビーズリーには6回3安打でゼロ封された5月25日の試合に続き、今季2戦2敗で1点も取れていない。

【写真】この記事の関連写真を見る(10枚)

「巨人打線はビーズリーにまったくタイミングが合っておらず、新たな天敵登場、という印象を受けた。試合後、阿部監督が攻略の狙い球に関して『僕が出した作戦があったんだけど、見事に失敗した。失礼しました』と報道陣に話したそうだけど、巨人が苦手意識を持つ投手はビーズリーだけじゃない。

 同じ阪神の才木にも今季3試合で防御率0.98(0勝1敗)に抑えられ、広島の大瀬良には3戦でいまだ無得点(0勝1敗)。DeNAの東にも2試合で防御率1.93(0勝1敗)と封じられている。優勝争いのライバル3球団に天敵をつくっているだけではなく、取りこぼしが命取りになる下位のヤクルトにも巨人キラーがいる。吉村に0勝2敗、1得点も挙げられていませんからね。復調気配だった4番の岡本が9打席連続ノーヒット、ここ2試合で4三振と再びトンネルに入り込みそうなのも不安材料です」(巨人OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由