巨人・岡本和真に「復調の合図」と恩師が太鼓判 9日の15号3ランに見えた“変化”とは

公開日: 更新日:

「逆方向へ本塁打が出れば、これから状態が上がってくるでしょう」

 巨人岡本和真(28)について、こう証言するのは、巨人、広島で打撃コーチなどを歴任し、岡本和の育成に尽力した内田順三氏(現・くふうハヤテ打撃アドバイザー)である。

 岡本和は9日の広島戦で15号逆転3ランを右翼席へ叩き込み、リーグ最多のヤクルト・村上に追い付いた。

 今季の打球方向別の本塁打をみると、左翼8、左中間5、中堅1、右翼1。右方向への本塁打は初めてだった。冒頭の内田氏がこう言った。

「逆方向への本塁打がそんなに少ないなんて驚きです。調子が悪い時は、どうしても強引に引っ張った凡打が増える。ポイントが前になるため、ボール球になる変化球に手を出すなど悪循環に陥る。岡本は入団した頃から、広角に打てることが持ち味だった。だから、練習の時は『右中間から左中間の45度を狙え』と岡本に伝えてきた。逆方向にも本塁打できる力があったから『センターに返すんじゃなくて、センターオーバーのバックスクリーンへ放り込むように打て』と言いました。若い頃は体をねじったり、反動を使ったり、ムダな動きがあったが、それらが削ぎ落とされてからは、本塁打や打点のタイトルが取れるようになった。前日の本塁打はうまく押し込んでいましたね」

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