ソフトバンク独走から一転、停滞…逆転負けのロッテ戦が象徴する投手陣の「異変」
パ・リーグの首位を独走するソフトバンクがおかしい。
7月に入って西武、楽天、オリックス、日本ハムと4カード続けて勝ち越しがない。14日までの10試合を3勝7敗と大きく負け越しているのだ。
敗因はハッキリしている。2日の西武戦からの得点をみると、3、0、1、0、5、0、3、5、2、1。10試合で計20得点、1試合平均2点では得点力不足は明らかだ。
中でも精彩を欠いているのは中軸。4番の山川(32)はこの7月、打率.154、2本塁打、2打点。5番の近藤(30)も.161、0本塁打、2打点(数字はいずれも14日現在)。ポイントゲッターの2人がさっぱりなのだ。
打つべき人が打たなければ、必然的に投手に負担がかかる。1試合平均2得点は、投手が1点以内に抑えなければ勝てない計算になる。援護がなければ、点を与えてはいけない。どうしたって力みやプレッシャーが生じるし、踏ん張りもきかなくなる。
15日のロッテ戦が象徴的だった。