朝乃山が左膝「ぐにゃり」、重症さ感じさせた「音」…負の連鎖で現役続行にも暗雲

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 恐れていたことが起きてしまった。

 元大関の幕内・朝乃山(30)が17日の一山本戦で、負傷退場である。

 立ち合いから一山本の攻めで土俵際となり、左足を徳俵にかけて粘っていたが、左膝を不自然に曲げるような体勢で転倒。震える足で何とか立ち上がろうと中腰になったものの、すぐにまた崩れ落ちて両手を土俵にバッタリ。四つん這いで土俵から降り、車椅子で花道を下がった。

 NHKの中継内で高砂部屋付きの若松親方(元幕内朝乃若)が明かしたところによると、朝乃山自身は「巡業で痛めたのと同じ感じ。それより重いんじゃないか。音の仕方からそう感じた」と話していたという。

 今年4月の春巡業終盤、朝稽古で右膝を負傷。「右膝内側側副靱帯損傷」と診断され、5月場所を全休した。

 その時よりも重傷だと“音”で感じたと言った朝乃山。その直感は正しく、18日に「左膝前十字靱帯断裂、左膝内側側副靱帯損傷、左大腿骨骨挫傷」と判明。手術をする方針で、長期離脱は避けられない。

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