朝乃山が左膝「ぐにゃり」、重症さ感じさせた「音」…負の連鎖で現役続行にも暗雲

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 朝乃山は自身の不祥事で大関から陥落して以降、元の地位への復帰を悲願に掲げていた。しかし、近年はケガ続き。昨年は左上腕と左ふくらはぎを痛めると、今年1月場所は右足の捻挫。直近6場所で4場所休場しており、3日目の美ノ海戦後は「とりあえず15日間を皆勤しないと」と話していた。

「右足にサポーターを巻いており、巡業で痛めた右膝が治り切っていなかったのでしょう。初日から3連勝だったといっても、破竹の勢いという内容ではなかった。2日目の北勝富士戦では、なるべく右足に負担がかからないように相撲を取っていたフシもあった。1つのケガをかばって他の箇所に負担をかけると、並のスポーツ以上にケガの連鎖となりやすい」(ある親方)

 今年3月場所は大関陥落後、初めて小結まで番付を上げたものの、負傷で平幕に逆戻り。今回こそは、と奮起した矢先の悲劇だ。

 長期離脱となれば、期間次第では十両どころか幕下、三段目と落ちてもおかしくない。大関復帰どころか、現役続行に暗雲である。

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