柔道・永山竜樹 無念の失神負けに…「"待て"が誤り」なら“1本取り消せ"の声も
パリ五輪で27日(日本時間)に行われた柔道男子60キロ級・永山竜樹(28)と23年世界王者のスペインのフランシス・ガルリゴス(29)との準々決勝の試合内容が大炎上している。
終盤に永山は寝技に持ち込まれると、女性審判が「待て」をかけたが、ガルリゴスがその後も約6秒間締め上げ続けた。絞めがほどかれると永山は失神していたため「1本」となり永山は負けたという流れだ。
試合直後の永山はガルリゴスの握手も拒否すると、ガルリゴスは一礼し去っていった。畳を降りたら終わるため永山は約5分間居残って映像確認を求めたが状況は動かず、礼をして畳を降りた。後の取材に永山は「待て」は聞こえたので「気を抜いてしまった」「隙を見せてしまったのかな」と回想している。
一方、ガルリゴスはスペイン紙『AS(アス)』のインタビューに、審判の『待て』の指示に関しては「騒音に気づかずに続けた」として故意に締め上げたのではないと主張している。
後に審判団は「待て」の判断が誤りだったことを認めているというが、永山が一本負けの判定自体は覆ることはなかった。