レスリング代表4人を輩出した四国に「虎の穴」あり!金の日下尚は香川県勢レスラー第1号
【パリ五輪】男子レスリング グレコローマンスタイル77キロ級
グレコローマン(GR)スタイル77キロ級決勝が8日未明に行われ、初出場の日下尚(23)がジェメブ・ジャドラエフ(34=カザフスタン)を下し、金メダルを獲得。香川県出身者で初めて五輪代表に選ばれたレスラーが、表彰台に立った。
日下はベテラン選手に0-2とリードを許したが、第2ピリオドで2つのビックポイントを奪って逆転した。
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GR60キロ級の文田に続いて金メダルを手にし、「夢を見ているみたいです。最高に楽しい6分間でした。優勝できて本当に良かった」と、まくしたてるように話した。
今大会のレスリング代表には日下以外にも、GR67キロ級の曽我部京太郎(22=愛媛)、フリースタイル男子65キロ級の清岡幸太郎(23=高知)、女子57キロ級の桜井つぐみ(22=同)と4人の四国出身選手が名を連ねているが、四国勢4人が代表入りしたのは決して偶然ではない。徳島も含めて四国各県が草の根レベルから高校まで一貫して選手育成に取り組んでいるからだ。キッズレスリングから継続して指導を行い、ジュニアの大会を開催するなど、競うように強化を図っている。