新井広島は最短で8.14Vマジック点灯!落合中日を彷彿とさせる「投手力とソツない攻め」で虎退治
首位広島が9連戦の先発ローテの谷間で虎退治だ。
9日の阪神戦は今季初先発の3年目左腕・森翔平(26)が5回1失点の好投で今季初勝利。打線も、相手先発の村上から5回までに4点を奪って主導権を握り、首位を固めた。
9連戦中の広島は、前カードは同じく優勝を争う巨人相手に1勝1敗1分と五分で終えた。京セラに乗り込んでの初戦は先発ローテの谷間で、対戦防御率1・88だった難敵の村上を攻略。この日は2位巨人が中日に敗れたため、最短で8月14日にも優勝マジックが点灯するという。
その広島は、リーグトップのチーム防御率2.16。強力な投手陣が首位の原動力になっている一方で、打線はリーグワーストタイのチーム打率.235、同5位の282得点にとどまる。
「得点力は低いものの、攻撃にソツがないのが広島の強味。佐藤輝の失策で1点を先制した直後の三回、無死一、二塁の場面では、3番の小園がファーストストライクで犠打を成功させると、4番末包の遊ゴロ、5番坂倉の投安で2点を追加。五回には小園が12球も粘ったように、矢野、林ら脇役も村上に球数を投げさせる泥臭さを見せた。次の塁を狙う走塁の意識も高い。昨季の2位で勝ち方を覚えたことも大きいと思います」(球団OB)