巨人阿部監督は会見拒否…露呈した西舘勇陽の課題は「150.4」→「146.6」のスタミナ不足
優勝争いの秘密兵器との期待もあったが、そう甘くはなかった。
23日の中日戦でプロ入り初の先発マウンドに上がったドラフト1位新人の巨人・西舘勇陽(22=中大)が、5回6安打4失点で降板。「テンポも悪かったと思いますし、守備からリズムを作れませんでした。もっとゾーン内で勝負ができるようにまたやっていきます」とコメントした。
リリーフとして開幕一軍入りし、26試合に登板して19ホールド、防御率3.57をマーク。6月末に登録抹消され、約1カ月前に先発に転向してこの日のマウンドを迎えたが、「やはりスタミナ不足を露呈しました」と巨人OBがこう言う。
「二軍では4試合に先発して防御率1.62の好成績を残しましたが、投球イニングは16.2回にとどまった。この日はいきなり最速153キロをマークするなど、初回の真っ直ぐ21球の平均球速は150.4キロとスピードはあったものの、回を追うごとに球威が落ちて、四回のストレートの平均球速は146.6キロ、五回は146.8キロとキレもなくなった。初先発で気持ちの余裕もなかったのでしょうが、ペース配分も含めて先発としてはまだまだ勉強と経験が必要という印象です」