巨人・阿部監督「心折れそう」…ヘルナンデス痛恨の左手首骨折離脱で現場&フロントWパンチ
「俺の心も折れそう」
巨人の阿部慎之助監督(45)がこう言ってショックを隠せなかったのが、助っ人のヘルナンデス(29)の左手首骨折による離脱だ。
11日の中日戦(バンテリンドーム)の中堅守備でスライディングキャッチを試みた際、左手首を負傷。検査の結果、骨折が判明し、今季絶望の可能性が大である。
阿部監督がショックを受けたのも無理はない。5月末に加入すると、6月は打率.352、3本塁打、11打点をマーク。同月中旬から「3番・中堅」に固定され、打線の核を担った。得点圏打率.352と勝負強く、本塁打した試合は7勝1敗。投手の左右も苦にしない(右.296、左.290)。外野守備でもチームに貢献していた。
新助っ人の加入は相乗効果をもたらし、チーム打率は3、4月の.227、5月の.230から6月以降は.250前後に上昇。得点力も改善した。ヘルナンデスの離脱で2年目の浅野が昇格したが、穴を埋めるのは簡単ではない。
「フロントも頭が痛い」と、球団OBが続ける。