守備に定評のあるMF陣を揃えて堅守に終始、引き分けの「勝ち点1」狙いか
2022年カタールW杯のアジア最終予選でも日本と中国は、同じ組に入って対戦しました。
日本がアウェー(中立国のカタール開催)で1-0、ホーム(埼スタ)で2-0と勝利しましたが、当時の中国は厳格なゼロコロナ政策の真っただ中。自国でホームゲームを開催できなかったことを考慮せねばならないでしょう。
欧州組の多い日本代表は、長距離移動などハンディを背負っています。
5日夜、26年北中米W杯のアジア最終予選の初戦・中国戦が埼スタで行われます。日本代表は2日午後5時から千葉・夢フィールドで合宿をスタートさせましたが、欧州組で間に合ったのは英の三笘と菅原、ドイツの板倉ら6人だけです。スペインの久保、フランスの南野、伊東、中村ら11人は帰国が2日の深夜となり、もちろん初日の練習は不参加となりました。
一方の中国代表は8月21日にメンバーを発表した後、合宿を張って調整してきました。これだけでも日本が苦戦しそうな要因と言えるでしょう。
今回の中国代表のMF陣は、まずは守備に定評のある選手を起用し、日本の攻撃の芽を摘むことで失点を回避しようという意図を感じます。