カギは「堅い守りをいかに突破するか」…中国には露骨に対抗心を燃やすGKも
W杯最終予選初戦・中国戦は「日本が中国の堅い守りをいかに突破するか」がカギを握る
5日の北中米W杯アジア最終予選の初戦・中国戦(埼スタ)の試合展開は、日本が押し込む時間帯が長く、守勢の中国がカウンターを狙うという構図が予想されます。カギを握るのは、日本が中国の堅い守りをいかに突破するかーーでしょう。
今回はGK、DFについてお話ししましょう。
GKのメンバー登録は4人。その中で武漢三鎮の刈殿座(リュウ・デンゾウ)と山東泰山の王大雷(ワン・ダレイ)とは同じクラブに在籍していたことがあり、コーチと選手の関係でした。
王大雷は、日本に対してとても自信を持っていました。というのもU16中国代表として静岡県藤枝市でU16日本代表と戦い、その時に勝利した経験があったからです。いつも「俺は日本に勝ったことがある」と私に言っていましたね(笑)。
DFは他のポジションよりも「少し若い」という印象を受けます。
守備陣を統率すると思われる右CB蒋光太(ジャン・グァンタイ)は英リバプールで生まれ、2019年に中国の国籍を取得した帰化選手です(英国名はティアス・ブラウニング)。上海海港でプレーする彼はフィジカルに恵まれ、対人プレーに強さを発揮する選手です。