著者のコラム一覧
田尻一郎元ソフトバンクホークス広報

1967年、福岡県出身。86年ドラフト外で南海ホークスに入団。88年に引退し、98年まで打撃投手。その後は、一軍と二軍のマネジャー、広報などを歴任した。2023年オフに退団。一軍出場なし。

《柳田悠岐 #1》広島弁封印で「もう会見は勘弁してください」と泣きが入った若手時代

公開日: 更新日:

 今やソフトバンクの顔とも言えるのが、柳田悠岐(35)です。

 2020年と昨季は最多安打のタイトルを獲得し、ホームランも17年以降は19年を除いて毎年20本以上。パワーとスピードを兼ね備えたホークスきってのスター選手です。その柳田、天然キャラというのはファンにもよく知られています。あれは一軍のレギュラーを掴んで間もない14年5月だったと思います。この月に月間MVPを初めて獲得。記者会見をする前、僕はこう言いました。

「ギータ(柳田の愛称)、なるべく標準語でな? 広島弁もいいんだけど、これは全国に放送されるから」

 柳田は広島県出身で、当時は広島弁丸出し。それが悪いわけではありませんが、全国に放送される記者会見では、標準語で話した方がいいこともある。

 すると柳田は会見中、何かしゃべるたびに、会場にいた僕の方を見て、口パクで「大丈夫? これで大丈夫?」と合図を送ってきた(笑)。僕も同じく口パクで「OK、OK」と返す。そんな可愛らしい一面もあったんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇