ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

公開日: 更新日:

 目下パの首位を独走するソフトバンク。貯金31で優勝マジックも19。2位の日本ハムに9ゲーム差をつけて、小久保監督の胴上げは待ったナシだが、気になるのは8月に入って自慢の投手陣に元気がないことだ。

 チーム防御率はリーグトップの2.55(以下、29日現在)ながら、8月に限れば3.43。7月の2.75から悪化している。

 長丁場のペナントレースにおいて、夏場は疲れが溜まる時期。調子を落とす選手は珍しくないものの、パでチーム防御率が7月から8月にかけて悪化した球団は、ソフトバンクと日本ハムのみ。その日本ハムも8月は3.20。ソフトバンクは同3.61の楽天よりはマシだが、断トツ最下位に沈む西武の3.39を下回る。

 実際、30日のロッテ戦は今季11勝をマークするエース格の有原が5回5失点でKO。8月は5試合中4試合で5失点以上と苦しんでいる。今月の先発、救援防御率はともに3点台半ば。“夏バテ”に陥っているようだ。

 球団OBは「やはり、といった印象です」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ