三笘薫とのガチンコ勝負に大注目!「主戦場」のマッチアップがサウジ戦の趨勢を左右する
森保ジャパン(世界ランク16位)は9日、2026年北中米W杯アジア最終予選第3戦のサウジアラビア(同56位)戦(日本時間11日午前3時キックオフ)に向けて試合前日の公式会見と練習を行った。
ここまで2戦2勝(得点12・失点0)の好発進を決めた日本とは対照的に、サウジは第1戦で格下インドネシアと1-1で引き分け、第2戦は日本が7-0で一蹴した中国を相手に2-1の辛勝に終わった。
今回の日本戦は、正GKアルオワイスが腰痛で招集外。中国戦で相手選手に蹴りを入れて一発退場となった主軸MFカンノは、3試合の出場停止処分を受け、不在となる。ベルギー1部の20歳の新鋭MFアルサハフィは体調不良で別メニュー調整をしているといわれ、ベストメンバーを組めない状況だというが、そんな中、サウジの右サイドをアグレッシブに動き回るMFアブドゥルハミドと、これに相対する森保Jの左サイドアタッカーFW三笘薫による「ガチンコ勝負」の行方が現地で注目を集めている。
マンチーニ監督のお墨付きでローマ加入
「25歳のアブドゥルハミドは今年8月、欧州4大リーグのイタリア・セリエAの古豪ローマに完全移籍しました。身長171センチとフィジカル的なアドバンテージはないが、豊富な運動量と攻守の切り替えの速さで右サイドの攻撃的なウイングバック、守備メインのサイドバックの両方をこなす。三笘とのガチンコのマッチアップの結果が試合を大きく左右するでしょう」(サッカー記者)
サウジを指揮する元イタリア代表のレジェンドMFマンチーニのお墨付きでローマに加入したアブドゥルハミドはすでに、欧州リーグ(EL)デビューを果たしている。
日本は、中東の要注意人物にどう相対するか。