四国IL徳島“最速164キロ”の右腕ドミニカン「ロドルフォ・マルティネス」の正体
最速164キロの逸材が四国にいる。IL徳島のロドルフォ・マルティネス(29)だ。
ドミニカ共和国出身で、米ジャイアンツ傘下の3Aでプレー経験があるこの右腕は3月末に徳島に入団。今季後期は17試合で2勝2敗、防御率2.37をマークした。「とにかく球が速いんです。それだけでも十分な魅力ですが……」とは、かつて日本ハムで二軍監督を務めた徳島の岡本哲司監督。
■監督が太鼓判
「制球もそこそこよく、四球で自滅することがありません。150キロのフォーク系の変化球に加え、本人はあまり自覚がないようですが、スライダーがすごくいい。彼は『短いイニングを集中して投げたい』と言っているものの、先発もやれると思う。性格も真面目で、練習日は開始時間よりも先に来て黙々とランニングをしている。登板日以外もミーティングに参加し、試合中はベンチで応援の声を出す。課題は、打者に粘られた際の結果球(決め球)を何にするか。スライダーに自信をもってもらいたいですね」
高いポテンシャルを秘めながら、シーズン中にNPBから声がかからなかったのはなぜか。岡本監督が続ける。