2日は阪神とDeNAだけで15人がクビ宣告!各球団編成担当に売り込みの電話が鳴りやまない
別れの季節がやってきた。プロ野球の第1次戦力外通告期間が始まり、2日目の昨1日は阪神の5選手、DeNAの10選手がクビを宣告された。
阪神は加治屋蓮(32)ら全5選手が現役続行を希望。DeNAも一軍での実績が豊富な大田泰示(34)、楠本泰史(29)らが引退しない意向を示しているが、現役続行の門は限りなく狭い。
「戦力外選手の駆け込み寺だった12球団合同トライアウトは完全に形骸化した。今年限りで廃止の方向です。広島の鈴木球団本部長が『現実的にトライアウトで獲得を決めることはない』と元も子もないことを言っていましたが、それが現実です。一定の成果が出ている現役ドラフトは、もちろん戦力外選手には無関係の話で、現役続行を希望する選手にとっては選択肢がないに等しい。今回、通告を受けたある選手は古巣の関係者や、個人的にコネのある球団の関係者に電話をかけて、『取ってください!』と直談判していますが、自分でできることはそれくらいしかないのが実情です」(球界関係者)
この日、阪神から戦力外通告を受けた高浜祐仁(28)は現役続行を希望しながら、「トライアウトは今は受けるつもりはない」と言っていた。