佐々木朗希争奪戦で強豪2球団が敢えて「落選公言」の深謀遠慮…当該球団スカウトの激怒まで織り込み済み
争奪戦に初めから参加しないと、大きなイメージダウン
「いくら前評判が高いとはいえ、佐々木はまだメジャーで1球も投げていない投手です。それだったら既存の先発投手を重視したいし、彼らに気持ち良く働いてもらいたいということですよ。例えばレッドソックスはすでに先発の頭数がそろっていますし、仮に佐々木が取れればひとり、ローテから外さなければなりませんから。かといって格安で手に入る評判の投手の争奪戦に、初めから参加しないとなれば、より大きなイメージダウンになる。2球団にしてみれば、獲得に向けてこちら側は最大限の努力をしたが、佐々木サイドに断られた。力及ばずという体が理想的なのです」
フィリーズのドンブロウスキー編成本部長は「球団のプレゼン資料は送り、直接面談によるプレゼンを熱望していることを向こう(佐々木サイド)は知っているが、我々はその席に呼ばれていない」と話した。失意のコメントのように聞こえて、有望な選手を獲得したいスカウトの怒りも織り込み済み。実はすべて計算ずくということだ。
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球団選びは最終的に佐々木の意志と判断に委ねられるが、その性格は「独りよがりの石頭」と球団OBは指摘する。いったいどういうことか。ロッテの首脳陣を悩ませた「トホホ」なエピソードとは。
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