米女子ツアールーキー山下美夢有が見せつけた順応性の高さ…現地の芝もやっぱりへっちゃら
【ファウンダーズカップ】最終日
手応え十分ではなかったか。
今季から米女子ツアーに参戦した山下美夢有(23)は首位に7打差の通算11アンダーから発進。スコアを2つ伸ばし、同13アンダー4位でフィニッシュ。優勝は同21アンダーのイエリミ・ノーだった。
本紙は昨年12月17日付「米ツアー挑戦 山下美夢有 いきなり勝てる これだけの根拠」の見出しで、ツアールーキー5人(山下、竹田麗央、岩井明愛・千怜の姉妹、馬場咲希)の中で最も好成績をあげそうな根拠を挙げた。
2022年からの国内ツアーの平均スコア、昨年の海外メジャー、パリ五輪、最終予選会の成績などから、「異なる芝への対応も早そうだ」と見立て、ツアー関係者の「1年目から優勝する可能性は高い」とのコメントを紹介した。
今大会の舞台は平坦だが風が強く、バミューダ芝のグリーンは芝目がきつく、1メートル以内のパットを外す選手も多かった。フェアウエーも順目と逆目があってクラブの抜けに影響し、スコアメークに苦しんだ岩井姉妹は揃って予選落ちしたが、山下はインスタートの初日11番(パー3)で1.5メートルのパーパットを外して以降、この日の14番まで66ホールボギーがなかった。