今年の西武は期待できる?真っ暗になっても続くハードな「志願練習」でチーム再建へ
昨季最下位に沈んだ西武。チーム打率は、リーグワースト記録を更新する.212と、歴史的な貧打にあえいだ。
その反省もあってか、今キャンプでは野手陣が日が落ちるまで、いや、日が落ちて真っ暗になってもなお、練習に精を出している。「全体練習」を午後2時過ぎまで行い、その後は1時間ほど首脳陣が選手ごとに指示を出す「個別練習」。そこから選手が志願する「個人練習」がおよそ2時間以上行われる。
捕手の古賀(25)が「やっぱり去年がああいう成績だったので、みんな今季にかける思いは強い。これまでとはちょっと違います」と言えば、ベテランの炭谷(37)も「去年のキャンプより、ピリピリした感じですね」と話すように選手も胸に期するものがあるのだろう。
中田バッテリーコーチも「やらされる練習ではなく、選手が自分に足りないものに気付き、『あれやりたい、これやりたい』と志願し、その結果、練習時間が長くなるのはすごく良いこと」とニンマリだ。
就任1年目の仁志野手チーフ兼打撃コーチは「野手にとって、今季はチャンスでもある」と、こう話す。