下半身醜聞の西武・源田壮亮 異例「不倫謝罪会見」のウラ…背に腹を変えられぬ球団事情
普段はのどかな所沢の練習施設が物々しい雰囲気に包まれた。
12日に行われた西武・源田壮亮(31)の不倫謝罪会見。昨年末の週刊誌報道をきっかけに、元アイドルの妻がいながら銀座のホステスとの火遊びが発覚。「一連の件でたくさんの方にご迷惑をおかけし、家族を裏切ってしまって、野球界やライオンズファンの方々も裏切ってしまい、申し訳ありません」などと約5分間にわたって、頭を下げた。
もっとも、今回の一件で球団は源田に対しておとがめなし、とした。一昨年、女性トラブルで警察沙汰になった山川穂高(現ソフトバンク)とは違い、不倫はあくまで家族の問題、という判断からだ。だったら、芸能人でもあるまいし、プロ野球選手がこの手のスキャンダルで謝罪会見を開くこと自体、異例ではないか。が、かねて球団はコンプライアンスに厳しい上に、源田はライオンズの「顔」でもある。今回の醜聞によるファンやスポンサーへの余波を懸念していたという。
この手のスキャンダルは女性ファンが特に嫌う。西武は最下位に沈んだ昨季、観客動員数も12球団ワーストを記録。コロナ禍による人数制限が撤廃された2022年の121万人から156万人まで増えたものの、女性ファンの取り込みは12球団において重点課題だ。西武も22年に「ライオンズ獅子女デー」を開催、女優の新川優愛をアンバサダーに起用するなど、女性ファンの取り込みに力を入れているだけに、なおさらだろう。