ドジャース大谷「打撃の仕上がり」目安はストライクゾーンの見極め…《シンプルにゾーンを振ること》
好球必打を徹底
大谷は2018年にエンゼルスに移籍して以来、キャンプ、オープン戦でボール球に手を出さないことを意識してきた。リアル二刀流で結果を残した21年以降は、相手バッテリーの攻めが厳しくなる上に勝負を避けられるケースが増えた。結果を求めるあまり、難しい球に手を出せば相手の思うつぼになりかねないだけに、大谷は「シンプルにゾーンを振ること。振りにいっていいボールに対してアプローチできているかをチェックしています」と好球必打を徹底すると話している。
パドレスと韓国で開幕を迎えた昨季はなかなか、バットから快音が響かなかった。開幕から9試合、40打席連続ノーアーチの自己ワーストを更新したのも、ドジャース移籍1年目で調整のペースが掴めず、コースの見極めができないまま見切り発車を強いられたからだ。
大谷が言う「シンプルにゾーンにアプローチ」できれば、万全の状態で日本開幕シリーズに臨める。カブスの開幕投手を務める今永昇太(31)から開幕アーチも期待できそうだが……。
その大谷は25日、キャンプ地で調整。キャッチボールでは、今キャンプで初めてスプリットを試した。由伸は27日のブルワーズ戦に備え、ブルペンで42球を投げ込んだ。
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ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が高いという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
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