巨人・阿部監督の“毒舌𠮟咤”は秋広優人に届くか、このまま消えるのか…「そろそろ潮時」と二軍落ち示唆
阿部監督は二軍監督時代に指導した若手には、ことのほか厳しい。
昨年8月、同じ5年目の中山が拙守に2三振と精彩を欠き途中交代。阿部監督に「まだ一軍では使えない」と二軍落ちを命じられたが、シーズン最終盤に一軍復帰を果たすと、見違えるように打ちまくった。さる巨人OBがこう言った。
「秋広は褒めたら努力をやめてしまう。調子に乗りやすい性格ということを阿部監督は熟知している。だから、あえて厳しい言葉をかけて中山のように奮起してほしいんだけど、なかなか発奮しない。オフに中日の中田と自主トレをやっても、個人的に黙々とやるタイプじゃないから、練習量が足りないようです。昨10日に一軍招集された40歳のベテラン外野手・長野がいつまでも重宝されるのは、秋広の突き上げがないことも一因。阿部監督やコーチ陣がいくらハッパをかけても、秋広は右から左なところがあって、これが才能開花の障壁になっていると見る向きもあります」
巨人は昨季、攻撃面で苦しんだ。マルティネスや田中将といった投手は大型補強したものの、野手の新戦力の目玉は捕手の甲斐のみ。FA戦線で大山に逃げられ、新助っ人のキャベッジを獲得したとはいえ、秋広のような生え抜きの若手が育たないことには、チームの底上げはままならない。