健大高崎・青柳監督が今大会No.1右腕を語る「日本の球団の評価が低ければ、米国へ行ってもいい」
青柳博文監督(健大高崎/52歳)
18日は大会連覇を狙う健大高崎(群馬)が登場、明徳義塾(高知)と対戦する。エースの石垣元気(3年)は高校生ナンバーワン右腕と評判。直球はMAX158キロで、今やメジャースカウトも注目する。青柳博文監督と石垣本人に話を聞いた。
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──北海道出身の石垣は中学時代、無名だったそうですね。
「球は速いし、北海道ではそこそこ有名でしたが、こっち(中央球界)の人はあまり知らなかったですね。北海道出身でウチにいる下重賢慎(3年)を視察に行ったら、その試合で偶然、投球を見たんです。石垣は途中まで外野で出場。最後にマウンドに上がったらボールが速くて、北関東の選抜選手たちが、みんな空振りしている。こいつは誰だ!? って調べたら、洞爺湖シニアの選手。自分の後輩が監督をやっているチームなので、すぐに電話をしました」
──当時、石垣は北海道選抜として、沖縄で行われている中学のシニア大会に出場していた。
「僕らは石垣島でキャンプをしていたんです。大会をやっていたのは久米島。石垣島からは近いんじゃないか、なんて思って行ったんですが、意外と遠かったです(笑)。でも、そのおかげで石垣を知ることができたので、運が良かったです。洞爺湖シニアでは、背番号は大きな数字でしたね」