東京五輪代表・大迫傑の持論が“暗示”…マラソンが真夏の五輪で廃止される現実味
男子マラソンで東京五輪6位の大迫傑(32)が18日、自身のSNSで3月3日の東京マラソンではなく、4月15日のボストン・マラソンに出場すると明言した。
今年のパリ五輪代表(3人のうち2人)を決める昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で大迫は3位だった。MGCファイナルチャレンジ(2月の大阪と3月の東京)で、日本陸連が定めた設定記録(2時間5分50秒)を突破する選手が出ない場合に限り、MGC3位の大迫が代表に内定する。
ファイナルチャレンジを無視する理由について大迫は「どうせ東京走るんでしょ?と思われていることへのアンチテーゼ」と言ったが、「もちろんオリンピックは大事なレースだけど、みんなが思っているほどこだわらなくていい。マラソンってすでにメジャーなスポーツだから、五輪から一番独立できる競技でもある。活躍できる、注目されるワールドなメジャーな大会はたくさんある」との持論も述べた。
大迫は、ライバルたちに2時間5分50秒の設定記録は破られないという自信があるのかもしれないが、それはさておき、大迫が語った「マラソンは五輪から一番独立できる競技」というのは、将来を暗示しているようにも受け取れる。