スポーツでわが子に「ケガをさせない」「繰り返さない」ポイント…スポーツドクターに聞いた

公開日: 更新日:

 子どもがスポーツでケガをした場合、きちんと治し、同じケガを二度としないように親が正しい知識を持ちたい。県外から通院するスポーツ選手も多い「かみもとスポーツクリニック」(栃木県佐野市)の上本宗忠院長(スポーツドクター)に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

「ケガには2種類あります」(上本院長=以下同)

 ひとつは、「ぶつかった」「ひねった」といった原因となる明らかなエピソードがある急性のケガで、捻挫、打撲、脱臼、骨折、肉離れなどが該当する。スポーツ外傷とも呼ばれる。

 もうひとつは、ランニングやジャンプによる膝の痛み、投球による肘や肩の痛みなど繰り返すことで生じる慢性のケガ。こちらはスポーツ障がいという。たとえば、小学校高学年や中学生に頻発する膝のスポーツ障がいが「オスグッド病」だ。走る・跳ぶ・蹴るなどの動きを繰り返すことで太ももの前にある大腿四頭筋が収縮し、膝のお皿の下あたりに炎症が生じて膝痛が起こる。膝のお皿の下辺りの太い骨「脛骨」が隆起したり、乖離が起こったりすることもある。肘のケガである野球肘や、かかとの「シーバー病」も、スポーツ障がいになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇