『「腸と脳」によく効く食べ方』松生恒夫著

公開日: 更新日:

 腸と脳には深いつながりがある。体が冷えた状態が続くと、脳がストレスを感じ自律神経の交感神経を緊張させる。すると、腸の血管が収縮し、血行が悪くなって腸停滞を招き、腸内環境も悪化する。

 また、ファストフードや脂っこい料理ばかりを食べることで体内に活性酸素が増えると、腸がさびついて機能しにくくなり、免疫力も低下する。腸は本来、活性酸素の除去能力に優れているが、一方で脳は他の臓器と比べてその能力が低い。つまり、腸の働きが低下すると活性酸素は体内にたまり続け、脳はそのダメージを受けやすくなるのだという。

 本書では、腸と脳の関係を詳述しながら、オリーブオイルやペパーミントなど、腸と脳どちらも健康にする食品を紹介していく。
(青春出版社 829円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動