『「腸と脳」によく効く食べ方』松生恒夫著
腸と脳には深いつながりがある。体が冷えた状態が続くと、脳がストレスを感じ自律神経の交感神経を緊張させる。すると、腸の血管が収縮し、血行が悪くなって腸停滞を招き、腸内環境も悪化する。
また、ファストフードや脂っこい料理ばかりを食べることで体内に活性酸素が増えると、腸がさびついて機能しにくくなり、免疫力も低下する。腸は本来、活性酸素の除去能力に優れているが、一方で脳は他の臓器と比べてその能力が低い。つまり、腸の働きが低下すると活性酸素は体内にたまり続け、脳はそのダメージを受けやすくなるのだという。
本書では、腸と脳の関係を詳述しながら、オリーブオイルやペパーミントなど、腸と脳どちらも健康にする食品を紹介していく。
(青春出版社 829円)