「太安万侶の暗号(ゼロ)」園田豪著

公開日: 更新日:

 約7万年前、「神の約束の地」を目指し、中東ソハールを出発した船団は、スンダ大陸の南岸沿いを東進した後に北上。海の川(黒潮)に乗ってたどり着いた美しい土地で鳥の姿になった神に迎えられる。

 太陽神アテラーの後裔といわれる頭は、この地をア(天)に輝くワ(輪)「アワの国」と名付け、自らを太陽をつかさどる神「アテルヒ(天照日)の神ヒタチ」と名乗る。ヒタチの指示で、建設された壮大な神の宮に山奥から運び込まれた金色に輝く巨石が神のよりしろとして建てられる。それが現在の千曳神社(青森県上北郡)だという。

 小説と論考で「日の本の民」の起源に迫るシリーズ最新刊。

(郁朋社 1800円)

【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走