「カラダが変わる!姿勢の科学」石井直方著
猫背などの悪い姿勢は、肩こり、腰痛、冷え性、メタボなど、全身にさまざまな悪影響を及ぼすといわれる。ならば、良い姿勢とはどのようなものなのか。
第1条件は、背骨、骨盤、大腿骨と続く骨格及び関節が、適切な並びを維持すること。しかし、骨は“自力”では正しく並ぶことができないため、腹横筋や大腰筋などを鍛えて、骨を正しく支えることが重要だという。
鍛えるといってもハードな筋トレをする必要はない。本書では、手軽にできるさまざまなエクササイズを紹介している。あおむけに寝て膝を立て、息を吸いながらお腹を思いきりへこませ、20~30秒呼吸を続ける「ドローイン」は、体幹を強くするのに最適。慣れてきたら立って行うと、より効果が表れやすくなるそうだ。
(筑摩書房 760円+税)