最新刊「健康本」特集
「『病気知らず』の体をつくるビール健康法」大川章裕著
年齢を重ねるごとに進む体の“酸化”は、細胞を傷つけて老化を早め、さまざまな疾患の原因にもなる。しかし、酸化を食い止める方法は「毎日の運動で汗を流す」「ビタミン豊富な食材を積極的に取る」などで、長続きさせるのは意外と難しい。そこで本書が提案するのが、ビール健康法。ビールの主原料であるホップにはポリフェノール、麦芽にはビタミンB1とB2、B6が豊富で、抗酸化作用が非常に高いのだ。とはいえ、ビールなら何でもいいわけではない。ホップや麦芽の多い、つまり苦味の強いビールが酸化予防には有効だ。
おすすめは、インディア・ペールエール(IPA)で、大手スーパーや酒店でも手に入る。毎日の晩酌で酸化を予防できれば、こんなにうれしいことはない。(幻冬舎 800円+税)