変わりダネ芸術本特集

公開日: 更新日:

「江戸のバロック」谷川渥監修

 16世紀末から18世紀にかけて、ルネサンス様式に対抗するかのように「装飾過剰で、奇抜で、ドラマチックな表現スタイル」=バロック様式がイタリアで花開き、ヨーロッパを席巻した。ときを同じくして、「わびとさび」を重んじた日本にも西本願寺唐門や日光東照宮陽明門などの絢爛豪華な建築物をはじめ、さまざまな分野でこってりと過剰で生命力にあふれたバロック精神に満ちた作品の数々が生み出された。

 本書は、「官能にうったえる濃厚なデカダンス」など、桃山時代から大正時代までの絵画や茶器、生き人形といった、現代にも通じる奇想と斬新さに満ちた日本のバロック的芸術家の作品を紹介するビジュアルアートブック。(河出書房新社 2500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主