「じつはもっと怖い外食」南清貴著
5万部のヒットとなった前著「じつは怖い外食」から2年。本書では、外食産業で働く従業員に取材を敢行し、大量の添加物やずさんな衛生管理などの実態をつづっている。
全国に3000軒を構えるハンバーガーA社は、その7割がフランチャイズ。揚げ油は4日で交換するという決まりがあるが、1日でも長く使用すればコスト削減につながるため、マニュアルを守らないオーナーもいるという。真っ黒な油で揚げたメニューに対し、従業員は「自分の子供には絶対に食べさせたくない」と語る。
他にも、百貨店に納める弁当を製造するB社の従業員は、菌検査ではあらかじめ“検査用”の弁当を作ってしのいでいたと証言。衛生検査には何の意味もなかったと語る。
外食するのが怖くなる。(ワニブックス 830円+税)