「さあ立ち上がれ男たちよ!」熊本悦明著
自分の男性ホルモンレベルを知るのに役立つのが朝のエレクト、つまり朝立ちだ。
朝は何もムラムラして勃起するわけではない。睡眠は、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠が交互にやってくるが、レム睡眠時は副交感神経が活性化して体の基礎機能を動かすため、これに伴い陰茎も無自覚の勃起を起こす。朝はちょうどレム睡眠時に目覚めるため、朝立ちとご対面するわけだ。
しかし、男性ホルモンが減少すると睡眠リズムが乱れ、“最近、朝に何も起きていない”ということになる。本書では、メンズヘルス医学会名誉理事長である著者が、食や睡眠、下肢の筋トレや呼吸法などを駆使し、男性ホルモンを増やす生活術を伝授。老いてもなお、男たる生き方を貫きたいものである。(幻冬舎 1200円+税)