「風神剣始末 走れ、半兵衛」森詠著

公開日: 更新日:

 日本一の剣客を目指し諸国を行脚しながら武者修行する半兵衛は、知心流とともに酔剣を操る師のもとで「天上天下唯我独尊神仙夢想流」の免許皆伝も授かった。ある日、幕閣の老中安藤信正に呼び出された半兵衛は、所領の磐城平藩の陸奥にある分領の山村に住む風神剣を操る一派の退治を依頼される。一派は分領で見つかった金山開発の障害になっているという。しかし、幕府や磐城平藩のために働く気がない半兵衛は報奨金500両に目もくれず依頼を断る。一方で風神剣がどんなものか興味が湧いた半兵衛は、依頼とは別に単身で陸奥に乗り込むことに。

 女と酒にめっぽう弱い半兵衛を主人公にした人気シリーズ最新刊。(実業之日本社 593円+税)







【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…