TVアニメ「おそ松さん」で人気再沸騰の昭和の傑作ギャグマンガ。
主人公は、両親さえ区別がつかないほど同じ顔をした、おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、とど松の6つ子。親の留守を見計らって空き巣に入った泥棒が、次々と現れる同じ顔の6つ子に翻弄される話をはじめ、子供の判別に悩む親のために整形してチョロ松ひとりだけが美男になる話、そして製薬会社の社員となった30年後のおそ松たちが若返りの薬を開発する話など18話を収録。
イヤミやハタ坊らのキャラクターたちとの再会も楽しく、映画のストップモーションのような表現が使われていたりと、今読んでも決して古びることがない面白さだ。(筑摩書房 780円+税)