「夫婦で行く 意外とおいしいイギリス」清水義範著
旅の始まりはスコットランドのエディンバラ。イギリスの料理はまずいとよくいわれるが、確かに5つ星ホテルの朝食に出たスクランブルエッグも、「スクランブルエッグのもと」の粉で作られており、まずかった。おしなべて料理は、下味がついていないというか、塩がきいておらずイマイチ。各地を観光しながら、パブの楽しみ方を知り、伝統料理のハギスやローストターキー、ヨークシャープディングなどのイギリス料理を味わいながらロンドンまで14日間。そして最後の最後に今回の旅行で一番おいしいと感じた、とっておきの庶民料理にありつく。
作家夫婦が世界各地を食べ歩く人気紀行シリーズのイギリス編。
(集英社 660円+税)