「『終活』としての在宅医療」太田秀樹/蜂須賀裕子著

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 8割の人が病院で亡くなるが、亡くなる人の半分は自宅での死を望んでいる――。そんな時代に「出前医師」の看板を掲げて、必要とする患者さんの元に必要なときに訪ねて治療を行う太田秀樹医師の思いが詰まった本。驚かされるのは在宅でも医療機器の進歩で簡単な胃ろうのチューブ交換や外傷の縫合などの治療、レントゲンやエコー(超音波検査)もできるようになっているということ。生活に医療を持ち込むとこんなことになる、という具体的なエピソードも豊富。自宅で亡くなることについての記述も多い。かかりつけ医の重要性を改めて感じさせる。在宅医療を知りたい人にオススメの一冊だ。(かもがわ出版 1500円+税)

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