50歳を過ぎたら筋トレと骨トレが必須

公開日: 更新日:

「ポキッ、ぐったり、ぷよぷよしない体をつくる自重筋トレ+骨トレ」比嘉一雄著

「筋トレはスポーツをやっている人がするもので、普通に生活する分には必要ない」。実はこれが通用するのは、50歳ぐらいまでの話だ。

 人間の筋肉は30歳をピークに年1%ずつ減少するが、40代までは若い頃に蓄えた筋肉でそれなりに行動できる。しかし、50歳を過ぎたら蓄えだけに頼っているわけにはいかなくなる。

 筋トレをして筋肉を増やしてやらなければ、代謝が落ちてどんどん太りやすくなるだけでなく、活動の幅も狭くなってしまうのだ。

 すでに筋力が落ちていたら筋トレすらままならないが、そんな人でもできるのが、本書が勧める「自重」だけで行うトレーニングだ。例えば、最近歩くスピードが遅くなったという人は、すでに太ももやお尻の筋肉量が著しく減少している可能性があるため、スクワットがお勧めだ。

 肩幅よりやや広めに脚を開き、両腕は前に伸ばす。次に、お尻を突き出すように腰をゆっくり落とす。太ももと床が平行になるぐらいまで腰を落とすのが理想だ。このとき、膝がつま先よりも出ないように注意。後ろにある椅子に腰かけるイメージで腰を落としていくといい。1日10回×3セット行えば、下半身の筋力がアップして若い頃のようにさっそうと歩けるようになるはずだ。

 本書では、トントンと叩くだけでできる骨トレもあわせて紹介。10年後もイキイキと活動したいなら、今日からでも始めよう。

 (祥伝社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主