夏休みに読みたい「三国志」特集

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「完全版 大人が読みたい三国志」

 初めて日本語訳された海外小説でもある「三国志演義」は、江戸時代にベストセラーとなったそうだ。

 本書は、古くから日本人に愛され続けてきたそんな三国志の魅力をさまざまな視点から読み解くビジュアルムック。

 三国時代に至る時代背景から、物語の概要、そして登場人物の紹介まで。年表や地図、浮世絵、挿絵、そして人形美術家・川本喜八郎氏による迫力ある英雄たちの人形などの豊富な図版で立体的に三国志の世界を案内してくれる。

 さらに、劉備と彼を支えた忠臣諸葛亮が闊歩した蜀の都、現在の四川省の省都・成都をはじめ、中国各地の三国志ゆかりの地を巡るフォト紀行や、ゲーム「三國志」シリーズの生みの親シブサワ・コウ氏へのインタビューなど充実の内容で読みどころ満載。(三栄書房 759円+税)

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