「魔邸」三津田信三著

公開日: 更新日:

 主人公は小学6年生の優真。作家だった実の父とは死別。母は再婚するが新しい父親になじめずにいた。そんな折、義父の海外赴任が決まる。そこで移住先が決まるまで、優真は大好きな叔父と暮らすことになった。

 しかし叔父に連れられて行った家は“神隠し”の伝承がある、蛇蛇森に立っていた。

 その家で過ごす最初の夜、優真は何かが徘徊している気配を感じる。わけも分からず、子供が消えるというその森の恐怖に少年はのみ込まれていく。早く離れろ!!

 著者はホラーとサスペンスを組み合わせた独特の作風で「本格ミステリ大賞」を受賞した作家。本作は最恐(凶・狂)の家ホラー3部作の1編。(KADOKAWA 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭